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名古屋大学宇宙地球環境研究所(ISEE)は本チームで名古屋大学デジタル人文社会科学研究推進センター(DHSS)と連携し、太陽黒点、日食、オーロラなどの歴史文献や、宇宙線、太陽電波、地磁気などの各種アナログ記録を用い、過去の激甚太陽嵐や太陽地球環境長期変動の定量復元を進めます。さらに復元と最新の数理モデルを組み合わせることで、今後発生する激甚太陽嵐や太陽地球環境長期変動による現代文明への影響の見積もりも目指します。
早川 尚志
特任助教
名古屋大学宇宙地球環境研究所 総合解析研究部
太陽地球物理学、激甚宇宙天気、歴史天文学、環境史
過去の激甚太陽嵐、太陽活動長期変動を解明すべく、世界各国のアナログ観測記録や歴史文献に残る太陽黒点、地磁気、オーロラの証拠を精査しています。これにより太陽嵐や太陽活動の検討の時間幅を数百年、数千年に延伸し、宇宙天気、宇宙気候の極限状態の究明を目指しています。
佐久間 淳一
教授
名古屋大学 デジタル人文社会科学研究推進センター
川本 悠紀子
准教授
名古屋大学デジタル人文社会科学研究推進センター、名古屋大学人文学研究科西洋古典学専門、名古屋大学高等研究院、名古屋大学人類文化遺産テクスト学研究センター
西洋古典学、西洋古代史(ローマ)、西洋建築史
古代ローマ時代の(主に前1世紀から後2世紀)住宅と庭園の発展について考古学的資料や文献史料をもとに研究している。特にイタリア半島がフィールドで、近年は発掘や自然科学分析(樹種分析・炭素14)も検討することで、古代ローマ時代の実際の状況を探ろうとしている。このほかにも、古典籍から天文学的現象を繙くプロジェクトなどにも参加している。
岩田 直也
名古屋大学デジタル人文社会科学研究推進センター
西洋古代哲学
プラトンとアリストテレスを中心とする西洋古代の認識論と形而上学を専門とする。特に、経験論と生得説の対比を通じ、知識の獲得に必要な基盤的信念の問題とその方法論の探究が主な研究課題である。近年は、古典文献を大規模言語モデルで分析する特化型AI対話システム「ヒューマニテクスト」の開発を主導し、西洋古典研究や教育の手法に革新をもたらすことを目指している。